インドの若年性糖尿病患者を集めた1型糖尿病に関する本が、首都ニューデリーで発売されました。「Living With Type1 Diabetes (1型糖尿病とともに生きる) 」と題されたこの本は、デリー糖尿病研究センター(DDRC)の著名な糖尿病学者であるアショク・ジンガン博士とカマレシュ・ジンガン博士によって執筆されたものです。この本には、1型糖尿病患者がそれを理解するのに苦労し、彼らが新しい生活状況にどのように対処したかをリアルタイムで編集しています。この本は、1型糖尿病に苦しむ患者さんの旅路について語るとともに、若年性糖尿病を管理するための最新の医療機器や診療に関する情報を提供しています。
この本は、Max Hospitalの心臓外科医ガネッシュ・マニ博士、パンジャブ・ケスリーのディレクター キラン・シャルマ・チョープラ、そして本の一部である約20人の若年性糖尿病患者の出席のもと、AIIMSの内分泌学HOD、ニヒル・タンドン博士によって発表されました。
この本を発表したタンドン博士は、「この本は、子どもから大人まで、あらゆる年齢の人が、若年性糖尿病に関連する日常生活の問題を理解するのに役立つでしょう」と述べました。
インドにおける1型糖尿病の有病率
1型糖尿病は、主に小児や青年に発症します。インド医学研究評議会(ICMR)によると、インドでは過去30年間に糖尿病患者の数が150%増加しており、最近1型糖尿病に関するガイドラインが発表されました。
本書の主執筆者であるジンガン博士は、「インドは1型糖尿病患者の発生率が高い国のひとつであり、現在インドには約86万人の1型糖尿病患者がいる」と述べています。私は、数十年にわたる私の臨床実践の中から、実際のケースストーリーを掲載するようにしました。
本書が新たに診断された患者さんにどのような恩恵をもたらすか
この本を書いた目的について、「病院では、医師やサポートスタッフが患者さんに小冊子の情報や初期トレーニングを提供しますが、とても圧倒され、すべてを処理するのは難しいのです。私たちは、この病気と診断されたばかりの患者さんやそのご家族が、実際にこの病気を抱えながら日々を過ごしている人たちにアクセスできるようなものが欲しいと思いました。そして、1型というニッチな分野で活躍する人々の実話をまとめたこのアイデアは、私にとって本当に最高のリソースとなりました。」
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