成人の1型糖尿病患者について、セルフスティグマとヘモグロビンA1c(HbA1c)には有意な関連があることが、Journal of Diabetes Investigation誌オンライン版に1月25日に掲載された研究により明らかにされました。
朝日生命財団(東京都)の濱野祥子らは、日本人の1型糖尿病患者を対象に、セルフスティグマとHbA1cの相関を横断的に検討しました。18歳以上の1型糖尿病外来患者を対象に、日本語版セルフスティグマ尺度の9項目を用いた質問票に回答してもらいました。
回答が不完全な参加者や検査データを除いた最終解析対象者は109名でした。その結果、年齢、性別、就労状況、肥満度、糖尿病罹病期間、インスリン分泌量を調整した上で、セルフスティグマとHbA1cとの間に有意な正の相関が認められました(β=0.05)。
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