糖尿病患者数が最も多い国が明らかになり、米国と英国はトップ50に入りませんでした。
国際糖尿病連合(IDF)のデータによると、パキスタンの人口の31%が同疾患を患っており、糖尿病患者数が最も多い国となっています。
1型糖尿病と2型糖尿病の区別はしていません。
フランス領ポリネシアは、人口の25.2%が糖尿病を患っており、2位にランクインしました。
一方、クウェートは人口の24.9%が糖尿病を患っており、3位にランクインしましました。
南アジアや中東の人々は、遺伝的にインスリンに対する抵抗力が強く、糖尿病を発症するリスクが高いことが、先行研究で明らかになっています。
アメリカは59位、イギリスは136位にランクインしています。
アメリカでは10人に1人が糖尿病と闘っており、イギリスでは人口の6%が糖尿病を患っています。
2021年には世界中で5億3700万人以上が糖尿病と共存しているとIDFは報告しています。専門家によると、これらの人々の約90%は2型糖尿病であるとのことです。
糖尿病有病率の高い国トップ20
パキスタン – 31%
フランス領ポリネシア- 25%
クウェート- 25%
ナウル- 23%
ニューカレドニア – 23%
北マリアナ諸島 – 23%
マシャール諸島 – 23%
モーリシャス – 23%
キリバス – 22%
エジプト – 21%
ツバル – 20%
アメリカ領サモア – 20%
ソロモン諸島 – 20%
カタール – 20%
グアム – 19%
マレーシア – 19%
スーダン – 19%
サウジアラビア – 19%
フィジー – 18%
パラオ – 17%
パキスタンでは、成人の糖尿病患者の25%以上が、自分が糖尿病と共存していることに気づいていないことが、IDFの報告で明らかになりました。
パキスタンに住む成人の4分の3が運動不足であることは、これまでの研究結果でも明らかになっています。
専門家は、近年、米国や英国で2型糖尿病患者が急増しているのは、肥満が重要な要因だと考えています。
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