1型糖尿病患者において、アラート機能付きのリアルタイム持続グルコースモニタリングを使用している方が、アラート機能なしの間欠スキャン持続グルコースモニタリングを使用している方よりも血糖コントロールが良好であることが、新しい研究により示唆されました。
また、アラート機能付きリアルタイム持続グルコースモニタリング(rtCGM)を使用している人は、アラート機能なしの間欠的スキャン持続グルコースモニタリング(isCGM)を使用している人に比べて、皮下注射を心配することが少ないことも明らかになりました。
本試験では、254名以上の1型糖尿病成人が、アラート機能付きrtCGM群とアラート機能なしisCGM群のいずれかに無作為に割り付けられました。
6ヶ月間の試験終了後、アラートなしisCGMグループの参加者は、その後、アラートありのrtCGMの使用に切り替えました。
その結果、TIR(time in range)は、rtCGM開始時(6ヶ月目)の51.8%から、is-rtCGM群では12ヶ月目に63-5%に増加し、24ヶ月目まで安定した値を維持しました。
この結果、次のように述べられています。「rt-rtCGM群では、TIRはrtCGM開始時(0ヶ月目)の52.5%から12ヶ月目には63-0%に上昇し、24ヶ月目まで安定した状態を維持しました。
「HbA1cは、is-rtCGM群では6ヶ月目の7-4%(57mmol/mol)から24ヶ月目の6-9%(52mmol/mol)、rt-rtCGM群では24ヶ月目の7-4%(57mmol/mol)から7-0%(53mmol/mol)に減少しました」。
研究報告書では、次のように結んでいます。「低血糖の心配スコアの変化は、is-rtCGM群で2-67点、rt-rtCGM群で5-17点でした。
臨床的に有意な低血糖の発生期間は、12ヶ月目以降、両群で変化がありませんでした。重症低血糖はrtCGMへの切り替え後、100患者/年あたり31例から3.3例に減少しました。
出典